抜歯後いつまでたっても痛みがよくならない原因と対処法|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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抜歯後いつまでたっても痛みがよくならない原因と対処法



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アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷


抜歯後、通常は数日から1週間程度で痛みが和らぐのが一般的です。しかし、抜歯後の痛みがなかなか引かず、数週間経っても改善しない場合、それにはいくつかの原因が考えられます。ここでは、抜歯後の痛みが長引く原因と、その対処法について詳しく解説します。


抜歯後の痛みが続く主な原因

  1. ドライソケット(乾燥症窩) ドライソケットは、抜歯後に最も一般的な合併症の一つです。通常、抜歯後には血餅(血の塊)が抜歯部位に形成され、これが傷を保護し、骨や神経を外部の刺激から守ります。しかし、この血餅がうまく形成されなかったり、取れてしまったりすると、露出した骨や神経が刺激され、強い痛みを引き起こします。この状態は通常、抜歯後2~4日以内に現れ、痛みが長引く原因になります。

  2. 感染症 抜歯後の傷口が細菌に感染することで、痛みが続くことがあります。感染症が起こると、腫れや膿、発熱などの症状が伴うことが多く、痛みも増します。特に、衛生管理が不十分だったり、処方された抗生物質を飲み忘れたりすると、感染のリスクが高まります。

  3. 骨の破片や残根 抜歯後に歯の一部や骨の破片が残っていると、それが傷口を刺激して痛みを引き起こすことがあります。歯科医が抜歯時に見落とした場合でも、後から痛みや違和感が続くことがあります。

  4. 神経の損傷 抜歯時に、特に親知らずや奥歯の抜歯では、周囲の神経が傷つくことがあります。これにより、麻痺やチクチクとした痛み、あるいは鋭い痛みが長期間続くことがあります。神経が損傷している場合、回復には数ヶ月かかることもあります。


痛みを和らげるための対処法

  1. ドライソケットの対処法 ドライソケットは専門の治療が必要です。もしドライソケットが原因であれば、歯科医で消毒してもらい、保護用の薬剤を詰めてもらうことで、痛みが軽減します。自己判断で市販の痛み止めを使うよりも、早めに歯科医に相談することが重要です。

  2. 感染症への対応 感染症が疑われる場合、すぐに歯科医を受診しましょう。抗生物質を処方してもらうことで、痛みや腫れが収まることが多いです。加えて、口腔内を清潔に保つために、指示された通りにうがい薬や歯磨きを使用することが大切です。

  3. 残根や骨片の除去 抜歯部位に違和感があり、痛みが引かない場合は、歯科医に再度確認してもらうことが必要です。残っている骨片や歯の破片がある場合、簡単な手術で取り除いてもらうことで症状が改善されることがあります。

  4. 神経損傷のケア 神経損傷は時間がかかることがありますが、痛み止めや抗炎症剤を処方してもらい、定期的に経過を観察することが大切です。また、神経に特化した治療が必要な場合は、専門医の診察を受けることも検討しましょう。


まとめ

抜歯後の痛みが長引く場合、その原因にはドライソケットや感染症、残った骨片や神経損傷などが考えられます。痛みが続く場合、自己判断で痛み止めに頼るのではなく、早めに歯科医に相談することが大切です。正しい治療を受けることで、痛みは早期に改善され、抜歯後の不快感から解放されるでしょう。