こんにちは♪
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷🪥
歯がグラグラして痛みを伴う場合、日常生活に大きな支障をきたします。この症状にはさまざまな原因が考えられ、適切な対応をしなければ悪化してしまうこともあります。本記事では、歯がグラグラして痛む原因と、その対処法について詳しく解説します。
歯がグラグラして痛む主な原因
-
歯周病
歯がグラつく最大の原因として挙げられるのが「歯周病」です。歯周病は歯を支える歯槽骨や歯茎に炎症を引き起こし、進行すると歯槽骨が溶けてしまいます。これにより歯を固定する力が弱くなり、歯がグラグラする状態になります。歯茎の腫れや出血、口臭がひどくなる場合も歯周病のサインです。
-
外傷や強い衝撃
スポーツや事故などで歯に強い衝撃が加わると、歯を支える骨や靭帯がダメージを受けてグラグラすることがあります。歯そのものが割れたり、抜けそうになる場合もあります。
-
噛み合わせの問題
噛み合わせが悪いと、一部の歯に過剰な力がかかり、歯や歯茎、顎の骨に負担を与えることがあります。この状態が長期間続くと、歯を支える組織が弱くなり、歯がグラつく原因になります。
-
歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合、歯に過剰な力がかかり続け、歯を支える骨や靭帯が損傷して歯がグラグラすることがあります。このような無意識の習慣は、特に夜間に起こりやすいです。
-
虫歯の進行
虫歯が歯の内部(歯髄)まで進行すると、歯の根元や周囲の組織に影響を及ぼし、歯がグラつくことがあります。また、重度の虫歯では歯が割れてしまい、痛みを伴う場合があります。
-
全身疾患
糖尿病や骨粗鬆症といった全身疾患が原因で、歯を支える骨が弱くなり、歯がグラグラすることもあります。これらの病気は血流や免疫力に影響を及ぼし、口腔内の健康を悪化させる可能性があります。
-
乳歯から永久歯への生え変わり
子どもの場合、乳歯が抜ける前にグラグラするのは自然な生理現象です。しかし、痛みを伴ったり乳歯が長期間抜けない場合は、歯科医の診察を受けることをおすすめします。
歯がグラグラして痛む場合のやってはいけない行動
-
無理に動かしたり触ったりする
グラグラしている歯を無理に指や舌で触ると、炎症や出血が悪化する可能性があります。また、歯を支える靭帯や歯茎にさらにダメージを与えてしまうこともあるため、刺激を与えないようにしましょう。
-
強く噛む
硬い食べ物を噛むことで、歯や歯茎にさらに負担をかけてしまいます。痛みやグラつきがある場合は、柔らかい食事を心がけてください。
-
放置する
「そのうち治るだろう」と放置すると、歯周病や虫歯が進行し、最悪の場合は歯を失う可能性があります。症状が軽くても早めに歯科医を受診することが重要です。
歯がグラグラして痛む場合の適切な対処法
-
歯科医を受診する
グラグラしている歯を根本的に治療するためには、まず歯科医で原因を特定してもらうことが必要です。歯周病の場合はスケーリングやルートプレーニング、外傷の場合は歯を固定する治療が行われることがあります。
-
噛み合わせの調整
噛み合わせが原因の場合は、矯正治療やクラウンを使用した調整が行われることがあります。また、歯ぎしりが原因の場合は、ナイトガード(マウスピース)の使用が有効です。
-
口腔ケアを徹底する
歯磨きやフロス、マウスウォッシュを使って口腔内を清潔に保つことが大切です。歯周病が原因の場合、定期的な歯科クリーニングを受けることで症状を改善できます。
-
全身疾患の管理
糖尿病や骨粗鬆症が原因の場合、口腔内の治療と並行して全身疾患の管理を行うことが重要です。主治医と連携して適切な治療を受けましょう。
-
食事の見直し
栄養バランスの取れた食事を心がけることで、歯や骨を強く保つことができます。特にカルシウムやビタミンDを積極的に摂取することが効果的です。
歯をグラつかせないための予防策
- 毎日の正しい歯磨きとフロスの使用で歯垢を除去する
- 定期的に歯科検診を受け、歯周病や虫歯の早期発見に努める
- 歯ぎしりや食いしばりを予防するため、ナイトガードを使用する
- 糖尿病などの全身疾患がある場合は、適切に治療を受ける
- 噛み合わせの違和感を放置せず、早めに歯科医に相談する
まとめ
歯がグラグラして痛む原因には、歯周病、外傷、噛み合わせの問題、全身疾患などさまざまな要因が考えられます。放置すると悪化し、最悪の場合は歯を失うことにもつながるため、早めに歯科医を受診し、適切な治療を受けることが重要です。日々の口腔ケアを徹底し、定期的な検診を受けることで、歯を健康な状態に保ちましょう。