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アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷🪥
子供の歯並びや咬み合わせが気になる親御さんは多いのではないでしょうか。歯並びが悪くなると、見た目の問題だけでなく、噛む力や発音、さらには全身の健康にも影響を与えることがあります。今回は、子供の咬み合わせが悪くなる主な3つの理由と、それに対する治療法について解説します。
咬み合わせが悪くなる3つの理由
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指しゃぶりや舌癖などの癖
幼少期の指しゃぶり、爪かみ、舌で前歯を押す癖(舌癖)などの習慣は、咬み合わせや歯並びに大きな影響を与えます。例えば、指しゃぶりが長期間続くと、前歯が前方に押し出される「出っ歯(上顎前突)」や、奥歯しか噛み合わない「開咬」といった咬み合わせの問題を引き起こします。舌癖も同様に、舌が歯を押し続けることで歯並びが崩れやすくなります。 -
遺伝的要因
咬み合わせの問題には遺伝的な要因も関係しています。例えば、親が受け口(下顎前突)や出っ歯など咬み合わせに問題がある場合、子供にも同様の特徴が受け継がれることがあります。また、顎の大きさや歯のサイズも遺伝による影響を受けるため、顎が小さく歯が大きい場合には歯がきれいに並びきらず、歯列不正が生じやすくなります。 -
口呼吸や不適切な舌の位置
口呼吸が習慣化している場合、舌が本来あるべき上あごの位置に収まらず、顎の成長に悪影響を及ぼします。舌は上あごの成長をサポートする役割を果たしますが、口呼吸によって舌が下がると、上あごの発育が不十分となり、歯並びが乱れやすくなるのです。また、口呼吸は顔つきや姿勢にも影響を与えることがあります。
咬み合わせの治療法
咬み合わせの問題は早期に対処することで改善が期待できます。以下では、代表的な治療法を紹介します。
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予防矯正
予防矯正とは、歯が完全に生え揃う前の段階で咬み合わせの問題を予防する治療です。例えば、指しゃぶりや舌癖などの悪い癖を直すトレーニングや、口呼吸を鼻呼吸に改善するための「MFT(口腔筋機能療法)」が行われます。また、顎の成長を促進する装置を使って、歯が正しい位置に生えるための土台作りをサポートします。 -
小児矯正
小児矯正は、永久歯が生え始めた6〜12歳頃に行われる矯正治療です。この時期は顎の骨がまだ柔らかく成長中であるため、比較的スムーズに歯並びを整えることができます。主に取り外し可能な矯正装置やマウスピース型装置を用いて、咬み合わせや歯列の改善を図ります。 -
本格的な矯正治療
永久歯が生え揃った後、問題が残っている場合は本格的な矯正治療を行います。ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの方法を用い、歯を理想的な位置に移動させます。大人になってからの矯正治療と比べ、子供のうちに治療を始めることで、より短期間で効果的な結果が得られることが多いです。
まとめ
子供の咬み合わせが悪くなる理由には、指しゃぶりや舌癖、遺伝的要因、口呼吸などが挙げられます。しかし、これらの問題は早期に気付き、適切な治療を行うことで改善が期待できます。特に、幼少期から予防矯正や小児矯正を行うことで、後々の本格的な治療が必要なくなる場合も少なくありません。
子供の咬み合わせは、将来の健康や自信に直結する重要なポイントです。親御さんが日頃から子供の癖や呼吸の仕方を観察し、気になる場合は歯科医院や矯正専門医に相談することをお勧めします。早期のケアが、子供の健康で美しい笑顔を守る第一歩となるでしょう。