こんにちは🌞
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷
歯周病は「歯と歯茎の病気」と思われがちですが、実は全身の健康にも大きな影響を与えることが分かっています。特に近年の研究では、歯周病が「動脈硬化」を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める可能性があることが指摘されています。では、なぜ歯の病気が血管の病気につながるのでしょうか?今回は、歯周病と動脈硬化の関係について詳しく解説します。
歯周病とは?
歯周病は、歯茎(歯肉)や歯を支える骨(歯槽骨)が細菌によって炎症を起こし、最終的には歯が抜けてしまう病気です。主な原因は、プラーク(歯垢)に潜む細菌です。初期の「歯肉炎」の段階では歯茎の腫れや出血が起こりますが、進行すると「歯周炎」となり、歯を支える組織が破壊されてしまいます。
歯周病菌が血管に入り込むメカニズム
歯周病が進行すると、炎症によって歯茎の血管が傷つきやすくなります。その結果、歯周病菌や炎症物質が血流に乗って全身を巡り、さまざまな悪影響を及ぼすことが分かっています。特に、血管の内壁にダメージを与えることで、動脈硬化のリスクを高めるのです。
動脈硬化とは?
動脈硬化とは、動脈の内壁にコレステロールなどが蓄積し、血管が狭く硬くなる病気です。これが進行すると、血流が悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。通常、動脈硬化は高血圧や脂質異常症などの生活習慣病が原因とされていますが、最近の研究で、歯周病菌も動脈硬化を進行させる要因の一つであることが分かってきました。
歯周病と動脈硬化の関係
歯周病が動脈硬化を引き起こすメカニズムは、主に以下の2つが関係しています。
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歯周病菌が血管に侵入し、炎症を引き起こす
歯周病菌が血流に乗ると、血管の内壁に感染し、慢性的な炎症を引き起こします。これにより、動脈の内側にプラーク(脂質や細胞の塊)が形成され、血管が狭くなります。 -
炎症物質が血管を傷つける
歯周病によって産生される炎症性サイトカイン(IL-6やTNF-αなど)が血流に乗ることで、全身の血管に炎症を引き起こします。これにより、血管が傷つきやすくなり、動脈硬化が進行してしまうのです。
歯周病と心血管疾患の関連を示す研究
多くの研究で、歯周病と動脈硬化、さらには心血管疾患のリスクとの関連が指摘されています。
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ある研究では、重度の歯周病患者は心筋梗塞のリスクが約2倍に増加することが報告されています。
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別の研究では、歯周病菌が動脈のプラーク(動脈硬化の原因)から検出され、歯周病菌が直接的に動脈硬化に関与していることが示唆されています。
歯周病を予防することが全身の健康を守る鍵
歯周病を予防・改善することは、口の健康だけでなく、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気を防ぐことにもつながります。では、具体的にどのような対策をすればよいのでしょうか?
歯周病予防のためのポイント
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正しい歯磨きを習慣にする
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歯と歯茎の境目を意識して磨く
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フロスや歯間ブラシを活用し、歯と歯の間の汚れを落とす
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定期的に歯科検診を受ける
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歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、定期的な検診が重要
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歯石の除去や歯周ポケットのチェックをしてもらう
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生活習慣を改善する
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禁煙:タバコは歯周病のリスクを高め、動脈硬化を進行させる
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食生活の見直し:野菜や魚を積極的に摂り、抗炎症作用のある食品(ビタミンC、ポリフェノールなど)を取り入れる
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ストレス管理を意識する
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ストレスは免疫力を低下させ、歯周病の悪化につながる
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適度な運動やリラックスできる時間を作る
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まとめ
歯周病は単なる口の病気ではなく、血管にも悪影響を及ぼし、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めることが分かっています。特に、歯周病菌が血流に乗ることで血管の内壁を傷つけ、炎症を引き起こすことが動脈硬化の原因となります。
歯周病を予防することは、単に歯を守るだけでなく、全身の健康を守るためにも非常に重要です。日頃の口腔ケアを徹底し、定期的な歯科検診を受けることで、健康な歯と血管を維持しましょう。