こんにちは😃
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🌸
今回は「先天性欠如」についてお伝えします🙌
🦷先天性欠如とは🦷
生まれつき歯が足りない状態を「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」または「先天性欠損(せんてんせいけっそん)」と言います。
本来、乳歯から永久歯に生え変わると親知らずを除くと上下左右合わせて28本が生え揃いますが何らかの原因で歯が足りない状態のことです。
🦷先天性欠如の原因について🦷
生まれつき永久歯が足りない先天性欠如は1歯から数歯に及ぶことがあり、10人に1人というけっこう高い割合で起こっているとされています。永久歯が生えてこないと乳歯はそのまま抜けずに残ります。
先天性欠如がよく起こるのは上下顎ともに第二小臼歯(正中の歯を1番目として前から5番目の歯)や側切歯(前から2番目の歯)です。
乳歯の下には永久歯のもとになる「歯胚」という、歯の卵のようなものがあります。この歯胚が育ち永久歯となって乳歯と生え変わります。
しかし先天性欠如では、永久歯の元となる歯胚が何らかの原因で作られません。先天性欠如のきちんとした原因はわかっていませんが、遺伝や妊娠中の栄養不足、全身疾患の影響、お腹の中にいる時に薬の影響を受けてしまった等が原因として考えられています。
🦷先天性欠如による影響🦷
先天性欠如により永久歯が生えてこないと乳歯は抜けずにそのまま残ります。乳歯は永久歯が押し上げることにより抜け落ちますが、永久歯がないので乳歯は残ってしまいます。
そして生え変わらなかった乳歯は一生残るとは限りません。乳歯は永久歯と比べて歯根がとても短いので、やがて抜け落ちてしまいます。
また乳歯は永久歯と比べて虫歯になりやすいため虫歯になって治療を繰り返しているとやがて乳歯を失ってしまう場合もあります。
いずれは抜け落ちる可能性が高い乳歯ですが、歯並びなどに影響を与えないためにきちんと管理をするのが大切です。
🦷先天性欠如を放置するリスク🦷
乳歯が抜け落ちて歯がない状態が長期間続くと、抜けた両隣の歯が倒れてきたり噛み合うはずの位置の歯が伸びてしまうことがあります。このような状態になると噛み合わせが悪くなり歯並びや咀嚼に影響が出てきます。
また、歯並びが悪くなるとプラークが溜まりやすくなるので虫歯や歯周病の原因になります。
🦷先天性欠如の治療🦷
①ブリッジ治療
欠如歯を補うために両隣の歯を支台として使用し、欠如部分の歯を補う治療です。一部の素材については保険適用となりますが、天然歯と変わらない見た目のブリッジ治療の場合は自費診療となります。
②インプラント治療
人工の歯根を埋入しそこに上部構造(人工歯)を取り付けて欠如歯を補う治療法になります。
ほかの歯に負担がかかることがなく、噛み心地も自分の歯と変わりません。そして天然歯と変わらない見た目なのもメリットです。
ただ金額がかなり高額になることはデメリットです。
③入れ歯治療
部分入れ歯は人工歯にばねの付いた形状で、ばねを先天性欠如歯の隣にある歯にかけて、入れ歯を安定させる治療法です。
ブリッジやインプラントと比べると噛む力は弱くなります。
また、クラスプをかける歯へ負担がかかることや、顎の骨がやせてしまう(吸収する)等の問題もあります。
早期発見のためにも定期的に歯科医院を受診することを心掛けましょう🫶