
アピタ知立ファミリー歯科です🦷🪥
皆さん一度は舌が白くなっているのを見たことがありますよね。
気にしたことがない方もいらっしゃる他、どうやったら取れるのか、放置していても大丈夫なのか気になる方もいらっしゃると思います。
今回は舌苔と舌の清掃方法について説明していこうと思います🎶
☆舌苔とは?
舌についているのは「舌苔」と呼ばれるもので、歯の周囲につくプラーク(歯垢)と同じような性質のものです。疾患や服用薬などの影響で量や色などが変化することがあります。また、ほとんど気にならない人もいれば、多量につく人もいます。舌苔が多量についていると食べ物の味がわからなくなったり、口臭の原因にもなります⚠️
舌の舌背には舌乳頭と呼ばれる小突起が無数にあり、舌乳頭は、糸状乳頭。茸状乳頭,有郭乳頭,葉状乳頭の4つに分類されます。
舌苔とは、舌背に多く見られる糸状乳頭に、食物残渣や細菌、剥離した上皮細胞などが付着したもので、白色・灰白色・黄色・褐色などがあります。
薄く付着しているのは生理的な状態で、厚みが増すと細菌が増殖します!
舌苔は、唾液の分泌の低下によって増加するので、舌苔の量と生理的口臭の強さは関連しているといわれています。また、飲食や喫煙の影響を受けやすく、舌苔の程度によっては、誤嚥性肺炎を引き起こす恐れもあるため注意が必要です⚠️
☆舌苔の原因は?
舌苔は、口腔疾患や摂食・嚥下障害などで舌の正常な機能が妨げられて、自浄作用が低下したり、降圧剤や向精神薬などの薬物の副作用によって唾液の分泌が低下した場合に発生します。
また、局所的要因だけでなく、全身的要因との関連が多いといわれています。
☆舌ブラシの種類
▶︎ブラシタイプ
▶︎ブラシ・ヘラタイプ
▶︎ゴムタイプ
☆舌ブラシの使い方
①鏡で分界溝(舌がつくる山の頂上付近)の位置を確認し、手前にゆっくりと引き出すようにして舌苔をかき出す。毎回、水で汚れを洗い流しながら、数回やさしく繰り返す。舌は軟らかく傷つきやすいため、力を入れ過ぎたり、舌ブラシを奥まで入れ過ぎないように注意する。
②1日1回程度でよい。舌苔は起床時に最もたまっているので、朝の歯磨き前に行うのが最も効果的である。
③嘔吐反射を防ぐため、舌をなるべく前に突き出す。
☆ケアのポイント
舌苔を一度で完全に除去する必要はなく、軽くこすって剥がれてくるものや浮き上がってくるものを回収するような感じで行うと◎。
口腔の乾燥が進み舌苔が多く付着しているときは、口腔湿潤剤を使用して乾燥状態を改善すると除去しやすくなります。口腔内が乾燥している場合には粘膜が弱っているので、一気に除去しないよう注意して下さい。力を入れて清掃を行うと味蕾を傷つけることもあるので無理に行わないようにしましょう💪
☆清掃を行うときの注意
- 舌をしっかり前方に突き出す。
- 清掃時に嘔吐反射が生じるときは、一瞬息を止めるなどの工夫をする。
- 舌根部に近い舌分界溝から前方1/3付近を清掃する。舌縁部や舌先端部は、あまり舌苔の付着が見られない.
- 舌中央部はへこんでいるのでブラシなどがあてにくい。
- 一度にすべての舌苔を取り除こうとしない。
- 溝状舌や乾燥気味の場合にはブラシタイプが使いやすい。
- 不必要な機械的刺激を避ける。
- 舌の色、舌苔の付着量などをよく観察する。
アピタ知立ファミリー歯科では、お掃除の際に一人一人の患者様に合わせた効果的な清掃方法についてもお伝えしております😌
ご不明点あれば、遠慮なくスタッフにお声掛けくださいね🧚♀️