こんにちは😃
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷✨
歯周ポケットとは何か
歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にできる隙間のことです。健康な状態では1〜2mm程度ですが、歯周病が進行すると炎症によって深くなり、4mm以上になると「中等度の歯周病」と診断されることが多くなります。この段階で放置すると歯を支える骨にまで影響し、歯の寿命が短くなる可能性があります。
歯周ポケット4mmで見られる症状
歯茎の腫れや出血
歯磨きや硬い食べ物を噛んだときに出血することがあります。これは歯茎が炎症を起こしているサインです。
口臭が強くなる
歯周ポケット内にプラークや歯石が溜まると細菌が増殖し、口臭の原因となります。
歯の違和感や軽いぐらつき
歯を支える組織に炎症が広がり始めるため、噛んだときに違和感を覚えたり、軽く揺れる感覚が出ることもあります。
歯周ポケットの検査内容
歯周病の診断では「プロービング検査」と呼ばれる方法が用いられます。細い器具を使って歯と歯茎の間の深さを測り、1本ずつ記録していきます。合わせて出血の有無や歯の動揺度、レントゲンによる骨の吸収状態もチェックします。これらを総合的に評価して治療方針を決めていきます。
歯周ポケット4mmの治療法
スケーリングとルートプレーニング
歯石やプラークを専用の器具で徹底的に除去する治療です。歯周ポケットの中までクリーニングすることで炎症を抑え、歯茎の健康を回復させます。
薬を併用した治療
ポケット内に薬剤を入れて細菌を減らす方法や、抗生物質を短期間使用する場合があります。炎症が強いときに有効です。
外科的治療
クリーニングだけでは改善が難しい場合、歯茎を切開して奥深くの歯石を除去する「フラップ手術」が行われることもあります。骨の吸収が進んでいるケースでは再生療法が検討されることもあります。
進行度別の歯周病症状
軽度(ポケット3mm前後)
歯茎の腫れや出血が見られますが、骨の破壊は少なく治療によって回復しやすい段階です。
中等度(ポケット4〜6mm)
歯周ポケットが深くなり、歯の揺れや口臭が強くなります。骨の吸収も始まっており、積極的な治療が必要です。
重度(ポケット7mm以上)
歯を支える骨の大部分が失われ、歯が大きく揺れるようになります。最悪の場合は抜歯を検討せざるを得ません。
歯周ポケットを悪化させないためのセルフケア
正しい歯磨き
歯ブラシは毛先を歯と歯茎の境目に当て、細かく動かすのが効果的です。デンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。
生活習慣の改善
喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因です。また、ストレスや糖尿病もリスクを高めるため、全身の健康管理も重要です。
定期的な歯科検診
歯周病は自覚症状が少ないため、早期発見には定期検診が欠かせません。3〜6か月に一度の受診がおすすめです。
歯周ポケットに関するよくある質問
歯周ポケットは自然に治る?
セルフケアだけで4mmの歯周ポケットが自然に元通りになることは難しいため、歯科治療が必要です。
治療は痛い?
基本的なクリーニングは麻酔を使わないことも多いですが、深い部分を処置する際は局所麻酔を用いて痛みを軽減します。
治療期間はどのくらい?
軽度であれば数回の通院で改善しますが、中等度以上の場合は数か月以上の継続的な治療とメンテナンスが必要です。
まとめ:歯周ポケット4mmは早めの治療で改善できる
歯周ポケットが4mmの段階は、歯周病が中等度に進行しているサインです。放置すると歯の寿命を縮めるリスクがあるため、早めに歯科医院で検査と治療を受けることが大切です。スケーリングや薬の併用で改善できるケースも多く、セルフケアや定期検診を続ければ進行を抑えることができます。歯を長く健康に保つために、今から行動を起こしましょう。