虫歯が痛くないのは危険?進行度別に原因と治療法を徹底解説|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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虫歯が痛くないのは危険?進行度別に原因と治療法を徹底解説

こんにちは😃
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷✨

 

痛みのない虫歯に注意すべき理由

「虫歯=痛いもの」というイメージがありますが、実際には痛みを感じない虫歯も少なくありません。むしろ、痛みがないからこそ発見が遅れ、気づいたときには進行しているケースが多いのです。虫歯の進行度によって痛みの有無が変わるため、その違いを理解することが大切です。

 


虫歯が痛くない主な理由

初期の虫歯は神経に届いていない

虫歯は歯の表面(エナメル質)から始まります。この段階では神経に届いていないため、痛みを感じにくいのが特徴です。

 

神経が死んでしまった場合

虫歯が歯の奥の神経まで達し、神経が壊死すると痛みを感じなくなることがあります。これは「治った」のではなく、重症化してしまったサインです。放置すると根の先に膿がたまり、強い痛みや腫れを引き起こす可能性があります。

 

慢性的な炎症で痛みに慣れている

虫歯がじわじわ進行する場合、炎症が慢性化し、痛みをあまり感じなくなるケースもあります。しかし進行自体は止まらず、確実に歯を蝕んでいます。

 


虫歯の進行度と痛み・治療法

C0:初期の虫歯(痛みなし)

エナメル質が少し溶け始めた段階です。見た目は白濁や薄い茶色の変化のみで痛みはありません。
治療法:削らずにフッ素塗布やブラッシングで進行を抑えることが可能です。

 

C1:エナメル質の虫歯(痛みなし〜わずか)

エナメル質に小さな穴が開いた状態。冷たいものが少ししみる程度で、ほとんど痛みを感じないことも多いです。
治療法:虫歯部分を削り、レジン(白い詰め物)で修復します。

 

C2:象牙質に達した虫歯(しみる・軽い痛み)

エナメル質の下の象牙質に進行すると、冷たいものや甘いものがしみやすくなります。放置すると痛みが出やすくなります。
治療法:虫歯部分を削り、詰め物(インレー)で治療します。

 

C3:神経に達した虫歯(強い痛み〜痛み消失)

神経に炎症が起こると、ズキズキした強い痛みが出ます。しかし神経が壊死すると逆に痛みを感じなくなることもあります。
治療法:神経を取り除く「根管治療」が必要です。

 

C4:歯の根だけ残った虫歯(痛みなし)

歯の大部分が崩壊し、根だけ残っている状態です。神経はすでに死んでいるため痛みはありませんが、細菌が増えやすく、膿が溜まると腫れや激痛を引き起こします。
治療法:多くの場合、抜歯となり、その後ブリッジ・入れ歯・インプラントなどの治療が必要です。

 


痛みがなくても放置するとどうなる?

「痛くないから大丈夫」と放置すると、虫歯は確実に進行します。最終的には歯を失うだけでなく、細菌が血管を通じて全身に悪影響を及ぼすこともあります。特に心疾患や糖尿病などの持病がある方は注意が必要です。

 


虫歯を早期に発見するための習慣

定期検診を受ける

歯科医院での定期検診は3〜6か月に一度が理想です。痛みが出る前に虫歯を発見できます。

 

自分でチェックする

歯の表面の白濁や黒ずみ、小さな穴を見逃さないようにしましょう。特に歯と歯の間は要注意です。

 

毎日のケアを徹底する

フッ素入り歯磨き粉の使用や、歯間ブラシ・デンタルフロスの活用で虫歯リスクを下げられます。

 


虫歯に関するよくある質問

Q. 痛みがなくても歯医者に行くべき?

A. はい。痛みがなくても虫歯は進行します。早めに受診するほど治療は簡単で済みます。

 

Q. 神経を取った歯はもう大丈夫?

A. 神経を取った歯は脆くなりやすく、割れたり再感染したりするリスクがあります。定期的なチェックが必要です。

 

Q. 自宅で痛みがなくなる治し方はある?

A. 残念ながら虫歯は自然には治りません。必ず歯科医院での治療が必要です。

 


まとめ:痛みがない虫歯ほど要注意!早めの受診で歯を守ろう

虫歯が痛くないのは「軽度だから」か「重症化して神経が死んでいるから」です。いずれの場合も放置は危険です。痛みの有無ではなく、定期的な検診と早めの治療が健康な歯を守る最大のポイントです。気になる症状がある方は、自己判断せず歯科医院で相談しましょう。