白い虫歯に注意!乳歯の虫歯は“黒くならない”こともある?気づきにくい初期サインとは|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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白い虫歯に注意!乳歯の虫歯は“黒くならない”こともある?気づきにくい初期サインとは



こんにちは😃

アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷✨

「子どもの歯が白っぽくなっているけど、これって虫歯?」
そんな疑問を持つ保護者の方は少なくありません。

一般的に虫歯といえば黒く変色した歯を思い浮かべますが、乳歯の虫歯は白く見えることがあるのをご存じでしょうか?
実は、白い虫歯は“初期虫歯”のサインで、見逃すと進行が早いのが特徴です。

この記事では、乳歯の虫歯が白く見える理由と、見逃さないためのチェックポイント、予防法について紹介します。


1. なぜ乳歯の虫歯は白く見えるの?

■ エナメル質が薄く、虫歯が透けにくい

乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く柔らかいため、虫歯が内部に進行しても黒く見えにくいことがあります。
初期段階では、歯の表面が白く濁ったように見える「白濁(はくだく)」が現れます。
この段階では、歯の表面が溶け始めているだけで、穴はまだ空いていません。

■ 白い虫歯=脱灰(だっかい)のサイン

虫歯菌が出す酸によって、歯のカルシウムやリンが溶け出すことを「脱灰」といいます。
脱灰が起こると、光の反射が変わり、歯が白っぽく見えるのです。
つまり、**白い虫歯は「虫歯の初期段階」**ということ。
見た目が黒くないため、保護者が気づかずに放置してしまうケースも少なくありません。


2. 白い虫歯を放置するとどうなる?

■ 進行が早く、黒い虫歯へと変化

乳歯はエナメル質も象牙質も薄いため、虫歯の進行が非常に早いのが特徴です。
白い虫歯を放っておくと、すぐに茶色や黒っぽく変化し、やがて穴が空いてしまいます。

■ 痛みが出にくく、気づくのが遅れる

初期段階では痛みを感じないため、子ども本人が気づかないことも多いです。
その間に虫歯が神経近くまで進行してしまうこともあります。

■ 永久歯にも影響する

乳歯の虫歯を放置すると、歯ぐきの下にある永久歯の発育に悪影響を与えることがあります。
また、早期に乳歯を失うと、歯並びや噛み合わせにも影響が出るため注意が必要です。


3. 白い虫歯を見つけるポイント

■ 白濁があるかチェック

前歯の根元や歯と歯の間など、歯ブラシが届きにくい場所に白い濁りがないか確認しましょう。
とくに上の前歯の根元に白い帯が見えたら、初期虫歯のサインです。

■ 歯のツヤが失われていないか

健康な歯はツルツルとした透明感があります。
白く濁ってツヤがなくなってきた場合は、虫歯の始まりかもしれません。

■ 定期的なチェックを習慣に

家庭では見つけにくい部分(奥歯の溝や歯間)は、定期的に歯科検診でチェックしてもらうことが大切です。


4. 白い虫歯を進行させないための予防法

① フッ素で再石灰化を促す

フッ素は、溶けかけた歯を修復(再石灰化)させる働きがあります。
家庭ではフッ素入り歯磨き剤を使用し、定期的にフッ素塗布を受けると効果的です。

② 食事・おやつのタイミングを整える

虫歯菌は糖をエサに酸を作ります。
ダラダラ食べや間食の回数が多いと、口の中が酸性に傾いたままになり、虫歯が進行しやすくなります。
おやつは時間を決め、食べたら歯を磨く習慣をつけましょう。

③ 歯磨きのサポートをする

子どもが自分で磨けるようになっても、仕上げ磨きは小学生低学年までは続けましょう。
特に夜寝る前の歯磨きは、虫歯予防にもっとも重要です。

④ 唾液の分泌を促す

唾液には自然な自浄作用があり、虫歯の進行を抑える働きがあります。
よく噛む習慣をつける、水分をしっかり取るなど、口の中を乾燥させない工夫も大切です。


まとめ:白い虫歯は“初期サイン”を見逃さないで

「白いから大丈夫」と思っていても、乳歯の白い濁りは虫歯の始まりかもしれません。
早期に気づけば、削らずにフッ素やケアで進行を止められる場合もあります。

毎日の歯磨きと定期的なチェックで、白い虫歯を“黒くなる前”に発見・予防しましょう。
お子さんの笑顔と健康な歯を守るために、日々のケアが何よりの近道です。