運動好きほど要注意!運動後に起こりやすいお口のトラブルと対策|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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運動好きほど要注意!運動後に起こりやすいお口のトラブルと対策

こんにちは😃
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷✨

 

健康のために運動を習慣にしている方は多いでしょう。しかし、実は運動後の口の中では、歯や歯ぐきにとって望ましくない環境が生まれています。運動そのものは健康に良いものですが、お口のケアを怠ると、むし歯や歯周病のリスクが高まることも。今回は、運動後に起こりやすいお口のトラブルと、その予防法について詳しくご紹介します。


◆ 1. 運動後に口内環境が悪化しやすい理由

運動習慣のある人ほど、以下のような要因で口の中がトラブルを起こしやすくなります。

◎ 口が乾きやすい

運動をすると呼吸が激しくなり、口呼吸が増えます。その結果、唾液が蒸発しやすく、お口が乾燥して細菌が繁殖しやすくなります。

◎ 唾液量の低下

運動時は交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減ります。唾液にはむし歯菌を流し、酸を中和する働きがあるため、唾液が少なくなるとむし歯リスクが上がります。

◎ 水分補給による影響

スポーツドリンクなど糖分を含む飲料を頻繁に摂ると、歯の表面が酸にさらされる時間が増え、むし歯になりやすくなります。


◆ 2. 運動習慣のある人に起こりやすいお口のトラブル

◎ むし歯

口の中が乾燥し、酸性の状態が長く続くと、歯の表面のエナメル質が溶けやすくなります。さらにスポーツドリンクの糖分と酸が加わると、むし歯が進行しやすくなります。

◎ 歯の酸蝕症

酸を含む飲料を運動中に何度も口にすることで、「酸蝕症(さんしょくしょう)」になることがあります。これは酸により歯が溶けてしまう症状で、進行すると歯が薄くなったり欠けたりする原因になります。

◎ 歯周病

唾液が少ない状態が続くことで細菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきの炎症や歯周病の原因となります。強く噛みしめる癖がある人は、歯ぐきに負担がかかりやすく症状が悪化しやすい傾向があります。

◎ 口臭

口の中が乾燥していると細菌が増えやすく、口臭の原因にもなります。運動後に「口がねばつく」「においが気になる」と感じる場合は注意が必要です。


◆ 3. トラブルを防ぐためにできる予防法

◎ 水分補給は“水”を中心に

スポーツドリンクは便利ですが、むし歯を予防したい場合は水やお茶がおすすめです。どうしてもスポーツドリンクが必要な場合は、口に長く含まず、ゴクっと飲むようにしましょう。

◎ こまめに口をうるおす

口が乾くと細菌が増えやすいため、運動中・運動後にこまめに水でのうがいや水分補給を心がけましょう。

◎ 運動後は早めの歯みがきを

できれば運動後60分以内に歯みがきを行うのが理想です。ただし、強い酸性の飲料を飲んだ直後は歯が柔らかくなっているため、30分ほど時間をあけてから磨くと安全です。

◎ ガムで唾液を増やす

無糖のキシリトールガムを噛むことで唾液が増え、むし歯予防に役立ちます。

◎ 定期的な歯科検診を

運動が習慣のある方は、乾燥や酸の影響で知らないうちにトラブルが進行していることも。3〜6ヶ月に一度、歯科医院でチェックを受けましょう。


◆ まとめ:運動習慣とお口の健康は両立できます

運動そのものは健康にとても良い習慣ですが、お口の中には乾燥や酸の影響によって意外なリスクが潜んでいます。しかし、日常のケアや水分補給の工夫を行うことで、これらのトラブルはしっかり予防できます。

健康な身体と同じように、お口の健康にも気を配りながら、運動ライフをより快適に楽しみましょう。