
こんにちは😊
アピタ知立ファミリー歯科です🦷🪥
今回は歯周病の危険性についてお伝えして行きます✨
〜「痛くないから大丈夫」が一番危険な理由〜
「歯周病があります」と言われても、
「でも痛くないし、腫れてもいないから大丈夫ですよね?」
このように感じる患者さんは少なくありません。
実は、歯周病は“痛みが出にくい病気”です。
だからこそ発見が遅れ、気づいたときには進行しているケースが多いのです。
今回は、なぜ歯周病は進行しても痛みが出にくいのか、その理由を分かりやすく解説します。
⚠️歯周病は「慢性炎症」の病気
歯周病は、細菌によって歯ぐきや歯を支える骨が少しずつ破壊されていく病気です。
特徴は、急激ではなく、非常にゆっくり進行することです。
虫歯の場合、神経に近づくと強い痛みが出ますが、歯周病は歯ぐきや骨がじわじわ壊されていく慢性的な炎症のため、強い痛みを感じにくいのです。
⚠️神経が少ない場所で進行する
歯周病が進行する主な場所は、
・歯ぐき
・歯を支える骨(歯槽骨)
これらの部分は、虫歯で痛みを感じる「歯の神経」と比べて、痛みを感じる神経が少ない組織です。
そのため、
✔ 出血していても
✔ 歯ぐきが腫れていても
✔ 骨が溶け始めていても
強い痛みとして脳に伝わりにくく、自覚症状がほとんど出ません。
⚠️体が炎症に「慣れてしまう」
歯周病は長期間にわたって続くため、体がその状態に慣れてしまいます。
最初は歯磨きのときに出血していたのに、
「いつの間にか気にならなくなった」という方も多いです。
しかしこれは治ったわけではなく、
炎症が慢性化して感覚が鈍くなっている状態です。
むしろ、出血しなくなった頃には歯ぐきが下がり、歯周病が進行しているケースも少なくありません。
⚠️痛みが出る頃には重症化していることが多い
歯周病で痛みが出る場合は、
・膿がたまった
・急性炎症(歯周膿瘍)を起こした
・歯が大きく揺れている
など、かなり進行した状態であることが多いです。
この段階になると、
・治療回数が増える
・外科的処置が必要になる
・最悪の場合、抜歯が必要になる
といった可能性も高くなります。
⚠️「痛くない=健康」ではない
歯周病が怖い理由は、
痛みという分かりやすいサインがほとんど出ないまま進行することです。
・口臭が少し気になる
・歯ぐきが下がった気がする
・歯石がつきやすい
こうした小さな変化こそ、歯周病の重要なサインです。
⚠️定期検診が大切な理由
歯周病は、
✔ 早期発見
✔ 定期的な歯石除去
✔ 必要に応じたSRP
によって、進行を止めることが可能な病気です。
痛みがなくても定期的に歯科医院でチェックを受けることで、
将来、歯を失うリスクを大きく下げることができます。
まとめ
歯周病が進行しても痛くない理由は、
・慢性的にゆっくり進行する病気であること
・痛みを感じにくい組織で起こること
・体が炎症に慣れてしまうこと
にあります。
「痛くないから大丈夫」ではなく、
「痛くない今こそケアが必要」という意識がとても大切です。
大切な歯を守るために、ぜひ定期的な歯科検診と歯石除去を受けましょう。