こんにちは😃
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷
今回は唾液の機能と効果についてお伝えします😃💧
唾液と聞くと『よだれ』や『つば』など汚いものというイメージをお持ちの方も多いのではないのでしょうか?
ですが、実は唾液には歯やお口の健康にかかせない素晴らしい機能や効果がたくさんあります✨
唾液とは・・・
唾液は唾液腺から分泌されます。
唾液腺には三大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と小唾液腺(口唇腺、頬腺、口蓋腺、臼歯腺、舌腺)に分かれており、唾液の95%は三大唾液腺から分泌されます。
唾液線からの唾液分泌は、自律神経(交感神経と副交感神経)の興奮によってコントロールされています。
交感神経の興奮により、神経伝達物質のノルアドレナリンが分泌されアドレナリン受容体に結合すると、アミラーゼなどの唾液タンパク質が分泌されます。
副交感神経の興奮では、アセチルコリンが分泌され、ムスカリン受容体に結合すると、血漿(けっしょう)成分中の水が唾液として分泌されます。
健康な成人の方の唾液分泌量は1日あたり1〜1.5リットルと言われています。
個人差も多く、季節・年齢・性別・身体状況・服用薬剤によって変化します。
唾液分泌には、刺激などなくても分泌される『安静時唾液』と食事などの刺激により分泌される『刺激唾液』があり、常に口腔内を湿潤しています。
安静時は毎分0.3〜0.4ml、刺激時は毎分1〜2ml 分泌されます。
唾液の効果✨
・口臭予防
唾液には口の中を洗い流す作用があり口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えてくれます。
・口腔内の湿潤
お口の中を保湿してくれます。
お口の中の粘膜が乾燥してしまうと炎症が起こりやすくなっていまいます。
・歯の再石灰化
唾液に含まれるカルシウムやリンが歯の再石灰化を促し、虫歯菌により溶けかけた歯を修復して強くし虫歯になりにくくします。
・消化の促進
唾液には消化酵素であるアミラーゼが含まれており、食物の消化を助けます。
・味覚の向上
唾液が味物質を溶かして舌の上の味蕾で味として感じられるため、唾液が十分に分泌されていないと本当の味が感じられません。
・創傷の治癒
唾液には創傷の治癒を促進する効果があります。
唾液が減るとどうなる?😓
ストレスなど、さまざまな理由で唾液の分泌量は減少します。
十分な唾液の分泌がなくなってしまうと口腔内が乾燥するため細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖すれば口臭や虫歯リスクが高まり、体内にも侵入しやすくなるため風邪など全身の病気につながりかねません。
口腔運動の低下、刺激の減少、脱水、薬剤による副作用、口内組織への強い刺激などが減少する原因です。
唾液を増やす方法😊
・よく噛んで食べる
噛むことで唾液の分泌は促進されます。
食事は1口30回を目安によく噛んで食べるようにしましょう。
・こまめに水分を補給する
唾液をつくるために水分は必要です。
水分補給はカフェインが含まれていない麦茶や水などがおすすめです。
・鼻呼吸を心がける
口呼吸は口が乾燥しやすくなってしまいます。
口を閉じて鼻呼吸を意識しましょう。
・舌を動かす
舌を動かすと唾液腺が刺激され、唾液が分泌されやすくなります。
口を閉じて舌を上下に動かすだけでも唾液が分泌されます。
唾液は私たちの健康を維持する上でとても大切です!
普段から唾液をたくさん分泌できるように意識して生活しましょう✨