ラバーダム防湿について|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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ラバーダム防湿について

こんにちは🌞

アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷

今回はラバーダム防湿についてお話しします😊


皆さんは、「ラバーダム防湿」という言葉を耳にしたことはありますか?

全く聞いたことが無い方が、ほとんどだと思います。

しかしながら、私たち歯科医師は全員が知っている言葉です。 何故なら、『特に根管治療(歯の神経の治療)時には、ラバーダム防湿を必ずしてから根管治療をしなさい』と学んでから歯科大を卒業するからです。 ラバーダム防湿法が考案されてから約150年が経過しました。

 

ラバーダム防湿法とは、ゴムのシートを患歯に装着して治療することで、唾液が歯との接触を無くし、根管への細菌の感染を防ぎ、無菌状態でで行えるため、再発が少ないです。

主に根管治療の成功率を上げることを目的とする処置です。

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大まかな目的として、

⭐️感染予防

ラバーダム防湿法は、治療対象の歯を隔離し、唾液中の細菌などが感染するのを防ぎます。

⭐️治療精度の向上

隔離された部位は乾燥し、歯科医師がより正確に治療を行うことができます。

⭐️患者の安全確保

ラバーダム防湿法は、治療中に使用される小さな器具や薬剤が誤って患者の喉に入るのを防ぎます。

⭐️治療時間の短縮

ラバーダムによる隔離は、治療中の作業をスムーズに進めるため、全体の治療時間を短縮することができます。

⭐️術野の防湿・乾燥

口腔内は湿度が高く90%近くあると言われています。現在は、レジンセメント(接着材)の接着力がかなり強力ですが、湿度が高いところで接着操作を行うと接着力が半減します。

⭐️術野の明視と操作性の容易化・術式の合理化

現在では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)が普及しており、日本でも使用頻度が上がっています。拡大視野で治療部位に集中して処置を行うためにもラバーダム防湿はとても重要です。


 

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⭐️ラバーダム防湿のメリット

  1. 唾液による術野の湿潤・感染防止・乾燥
  2. 歯肉溝滲出液・出血による術野の湿潤・感染防止・乾燥
  3. 切削片・壊死物質・除去金属などの誤飲・誤嚥防止
  4. 機械・器具等の誤飲・誤嚥防止
  5. 薬液の漏出による口腔粘膜の障害防止
  6. 切削器具による口腔軟組織の障害防止
  7. 術野の明視と操作性の容易化・術式の合理化
  8. 嘔吐反射を助長しない
  9. 開口の補助
  10. 患者様の治療への不安感排除
  11. 患者・術者の疲労緩和
  12. 歯肉の排除


⭐️ラバーダム防湿のデメリット


1.患者様に負担がかかる

ラバーダムをしている間はお口を閉じることができません。また、金具で歯を挟むので、締めつけられる感じが苦手だとおっしゃる方もいます

2.一部使用できない人がいる

ラバーダムのシートにラテックスを使用していることが多いため、ラテックスにアレルギーのある方には使用できません。

他にも、シートで口を覆ってしまうので鼻呼吸ができない方にも向いていません


⚠️まとめ

ラバーダムを歯科治療に用いることのメリットは計り知れませんが、その中でも、『長持ちする治療』、『治療のやり直しが少なくなる』、『患者さんへの安全性』が最も患者さんに強調したいポイントです。


ラバーダムを使用する小さな一手間が、やがては長期的にお口の中で機能していく大切な歯の寿命が1日でも長くなる要因であると確信し、今後とも治療を行っていきます🙇🏻‍♀️