こんにちは🦷
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です
今日は歯石の種類についてお話します🍀
歯石とは、
お口の中に残った歯垢(プラーク)細菌の塊が時間をかけて 石のように硬くなってしまったものをいいます。
表面がザラザラしている軽石のような物なので、汚れがついてしまいやすく細菌が繁殖しやすくなります。
そのため、歯周病や口臭の原因になってしまいます。
また、歯石自体は酸や毒素を出しませんが、表面がザラザラしているので汚れがつきやすく、細菌が増殖しやすい環境になり、歯周病や口臭の原因になってしまいます
歯石の中にも2種類あり、
歯と歯肉の境目の上についてくる「歯肉縁上歯石」と歯周ポケット内についてくる「歯肉縁下歯石」と分けられます。
歯科医院では歯肉を省略した縁上歯石、縁下歯石とあらわすことが多いです。
それぞれの特徴として
縁上歯石
・黄白色、灰白色
・プラーク(歯垢)が原因
・唾液によって石灰化する
・縁下歯石に比べると量が多く、形成が速い
・縁下歯石より軟らかく、比較的簡単に除去できる
・歯肉炎の原因になる
縁下歯石
・黒褐色
・歯肉からの出血が原因
・歯肉溝滲出液が石灰化に強く関与
・縁上歯石に比べると量は多くない
・縁上歯石よりかなり硬く、除去が困難
・歯周病の原因になる
縁上歯石は「スケーリング」で、縁下歯石は「スケーリングルートプレーニング(SRP)」で除去します。
縁下歯石はポケットが深いと取りきれない場合があります。その場合は、外科処置が必要になる事もあります。
縁上歯石はプラーク(歯垢)が原因なので、適切なブラッシングをすることによって防ぐことができます。
縁下歯石は歯周ポケットからの出血やポケット内のプラークが原因なので「出血しないこと」「歯周ポケットを作らないこと」によって防ぐことができます。
歯周ポケットを作らないためには清潔を保つことです。
1. 歯だけではなく歯肉との境目も適切な圧でブラッシングする。
2. 歯と歯の間はフロスを通す。
この2つを実践するだけでお口の中の環境は大きく変わります
縁上、縁下歯石がつかないようにするためにはお口の中を健康に保つことが大事になります。
歯石は歯ブラシではとれないため、ご自身で歯石を無理に取ろうとすると歯の表面や歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。
お家での歯ブラシや歯間ブラシ、フロス等の補助用具を用いたセルフケアはもちろんですが、
必ず歯科医院で定期的にクリーニングしてもらいましょう!✨