過剰歯について
こんにちは🤲
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です😁✨
今回は過剰歯🦷についてお伝えします!
過剰歯とは・・・
過剰歯とは、通常の本数よりも多く形成される歯のことをいいます。通常の歯の数は乳歯が20本、永久歯が32本(親知らず上下左右4本を含む)です。
過剰歯は、通常の歯のように歯茎から生えてくることもありますが、顎の骨の中に埋まった状態のまま生えてこないこともあります。
歯科医院でレントゲン撮影をした際に偶然見つかることも少なくありません。
歯茎から生えてくるケースでは過剰歯に気付きやすく、歯並びなどに影響が出る前に抜歯することが可能です。
しかし、顎の骨の中に埋まったままの過剰歯は気付かれないことが多く放っておくと抜歯が困難な位置に移動してしまうこともあります。
また、過剰歯は正常な歯の生え方に異常をきたす場合もあります。
過剰歯は特に上顎の前歯部分に生じることが多く、前歯に隙間ができる“正中離開”の原因となることがある為注意が必要です。
過剰歯の原因
過剰歯の原因はまだ完全には解明されていません。歯が形成される過程で「歯胚(しはい)」といわれる歯の卵が余分に作られたり分裂してしまったりすることが原因ではないかとされています。また遺伝的な要因も関与していると考えられています。
過剰歯の発生率は全体の約3%であり、女性よりも男性の方が約3倍発生率が高いといわれています。
過剰歯のタイプ
過剰歯には、大きく分けて「正中過剰歯」「順性過剰歯」「逆性過剰歯」という3つのタイプが存在します。
正中過剰歯
上の前歯の間やその裏側から生えてくる過剰歯です。時には歯茎の中に完全に埋まってしまい、外からは見えない状態になることもあります。
順性過剰歯
本来の歯と同じ向きで成長し、歯が生えるタイミングで歯茎から出てくることが多いです。
逆性過剰歯
本来の歯とは逆向きで生える為、歯茎から出ずに埋まったままの状態になることがほとんどです。
過剰歯が与える影響
過剰歯は歯列に影響を及ぼす可能性がある為早期発見と適切な対応が重要です。
歯列の乱れ
過剰歯が存在すると、隣接する歯の正常な萌出を妨げ、歯並びが乱れる原因となります。
特に前歯付近に過剰歯がある場合は審美的な問題が生じることが多いです。
噛み合わせ
過剰歯が噛み合わせに影響を与える場合、顎関節症や食べ物がうまく噛めないといった問題が発生することがあります。
虫歯や歯周病のリスク増加
過剰歯が存在することで、歯列が複雑になり、清掃が難しくなることがあります。
その為歯垢が溜まりやすくなり虫歯や歯周病のリスクが増加します。
過剰歯の治療
経過観察
過剰歯が歯列や口腔機能に影響を与えない場合は、定期的に経過を観察し問題が生じた時点で治療を行うこともあります。
抜歯
過剰歯が歯列に影響を与える場合や、正常な歯の成長を妨げている場合は、抜歯が推奨されます。特に、歯列矯正が必要なケースでは過剰歯を抜くことで矯正治療がスムーズに進むことがあります。
お口の中で気になることがあればお気軽に当院へご連絡ください✨