上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、
通称「出っ歯」と呼ばれている歯並びのことです。
奥歯でかんだ時に上の前歯が前方に出ており、
唇が閉じられない、
唇を閉じるとあごの先端に梅干しのようなシワができる、
といった状態になります。
ウィキペディアでも調べると出てきますが、
出っ歯(でっぱ)は、反っ歯(そっぱ)とも言い、上顎の前歯の先端部、あるいは上顎の前歯全体が突出している状態のことです。
歯科医療では上顎前突症の症例の一つと見るが、形質人類学では前傾・前突による個人差もしくは人種差を示す形質とし、病的なものとはしないとされています。
俗語であり、医学的・人類学的・解剖学的な用語ではなく、厳密な定義もないが、よく目立つ特徴であるので人目を引き、芸能人の中にはそれを売りにする者もいる反面、一般には容貌を損なうとして矯正治療の対象となる場合が多い。20世紀前半頃までは日本人に多く、普通に見られたが、その後急速に減りつつあります。
【デメリット】
・口が乾いて虫歯や歯周病になりやすい
口が開いたままになりやすいため、お口の中の唾液が乾いてしまうことで、唾液の持つ自浄作用や殺菌作用などの働きがうまく行われず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
・口が乾いて口臭・歯の着色が起こりやすい
お口が乾いて唾液の自浄作用、抗菌作用などが発揮されないため、細菌が繁殖しやすいのと、歯周病にかかりやすくなるため、口臭がきつくなりやすい傾向があります。また、歯がすぐ乾いてしまうので、飲食物の色がつきやすくなります。
・見た目にコンプレックスを抱えやすい
口元が出ているので、見た目にコンプレックスを抱えやすいという心理面での影響も少なくありません。
・ぶつけて歯を折りやすい
前歯が前方に出ているため、前歯をぶつけて歯を折るリスクも高くなります。
【上顎前突の原因】
・遺伝的な原因
遺伝により上あごの骨が成長しすぎる、もしくは下あごの成長が不十分といった理由で上下のあごのバランスが崩れると、上顎前突になりやすくなります。
・指しゃぶり・おしゃぶり・癖によるもの
おしゃぶりをしている期間が長かった、指しゃぶりの癖がなかなか治らなかった、舌で前歯を押す癖がある、爪をかむ癖があるというような場合、前歯が前に出てしまいやすくなります。
・口呼吸
アデノイド肥大や上あごの成長不足、鼻炎などが原因で鼻呼吸がしづらく、口呼吸になってしまうと、口呼吸に対応できるようにあごや歯の位置が形成されていきます。その結果、上顎前突になってしまうことがあります。
【上顎前突の治療法】
ワイヤー矯正・インビザライン矯正当院でもお取り扱いございますので、1度無料矯正相談でご来院頂けます。