こんにちは♪
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷🪥
「疲れているから今日は歯磨きをしなくてもいいかな…」と、ついサボってしまったことはありませんか?しかし、夜に歯磨きをしないまま寝ることは、虫歯や歯周病のリスクを大きく高める原因になります。本記事では、夜の歯磨きを怠ると口の中で何が起こるのか、放置するとどうなるのかを詳しく解説します。
夜に歯磨きをしないと口の中で何が起こる?
寝る前に歯磨きをしないと、口の中では以下のようなことが起こります。
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細菌が爆発的に増殖する
口の中には、もともと数百種類の細菌が存在しています。特に、食べかすや歯垢(プラーク)が残っていると、細菌がそれをエサにして増殖しやすくなります。寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が増えるのを抑える力が弱まり、口の中は細菌の温床になってしまうのです。 -
虫歯菌が酸を作り続ける
虫歯の原因菌(ミュータンス菌)は、食べかすの中の糖分を分解して「酸」を作ります。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯が進行してしまいます。通常は唾液が酸を中和する働きをしますが、寝ている間は唾液の量が減るため、酸が歯を溶かし続けることになります。 -
歯垢(プラーク)が固まり、歯石になる
歯垢は時間が経つと石のように固まり、「歯石」になります。歯石になると通常の歯磨きでは取り除くことができず、歯医者でのクリーニングが必要になります。さらに、歯石は細菌の温床となり、歯周病を引き起こす原因になります。
夜の歯磨きを怠ると起こる3つの大きなリスク
夜の歯磨きをしない日が続くと、次のような深刻な問題が発生します。
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1. 虫歯ができやすくなる
寝ている間は、歯が細菌によって攻撃されやすい時間帯です。歯磨きをせずに寝ると、虫歯菌が酸を出し続け、歯の表面が少しずつ溶かされていきます。特に、甘いものを食べた後に歯磨きをしないと、虫歯のリスクはさらに高まります。 -
2. 歯周病が進行する
歯周病は、歯ぐきに炎症が起こり、最悪の場合は歯を失う病気です。歯垢が歯ぐきの中に入り込むと、炎症を引き起こし、歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなります。初期段階では自覚症状が少ないため、気づいたときには歯周病が進行していることもあります。 -
3. 口臭がひどくなる
歯磨きをしないと、細菌が増えて食べかすが発酵し、強い口臭の原因になります。特に朝起きたときに口の中がネバついたり、不快な臭いを感じる場合は、夜の歯磨きを怠っている可能性があります。
夜の歯磨きをしない生活を続けると…
たった1回の歯磨きをサボるだけで、すぐに大きな問題が起こるわけではありません。しかし、これが習慣化すると、数年後には以下のような深刻な影響が出る可能性があります。
- 虫歯が進行し、最終的に歯を失う
- 歯周病が悪化し、歯ぐきが後退する
- 口臭が常に強くなり、人間関係にも影響する
- 治療費が高額になる(虫歯や歯周病の治療には数万円~数十万円かかることも)
夜の歯磨きを習慣化するコツ
歯磨きをサボらないためには、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
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寝る前の習慣として固定する
「お風呂の後に必ず歯磨きをする」など、習慣化することで忘れにくくなります。 -
歯磨きの時間を決める
「寝る直前ではなく、リラックスタイムの前に磨く」など、時間を決めると面倒に感じにくくなります。 -
どうしても疲れたときは、うがいだけでもする
完璧に磨けなくても、口をすすぐだけである程度の細菌を減らすことができます。
まとめ
夜に歯磨きをしないで寝ると、虫歯菌や歯周病菌が増殖し、虫歯や歯周病、口臭などのリスクが高まります。特に、唾液が少なくなる寝ている間は、口の中が細菌の温床になりやすい時間帯です。歯磨きをサボる日が増えると、将来的に歯を失うリスクも高まるため、毎晩の歯磨きを習慣化することが大切です。健康な歯を維持するためにも、どんなに疲れていても夜の歯磨きを忘れずに行いましょう。