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アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷🪥
「八重歯」と聞くと、多くの人が上の犬歯(糸切り歯)が飛び出している状態を思い浮かべるでしょう。しかし、「なぜ八重歯は上の歯にしかないの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、八重歯が上側にできやすいのには、歯の生え方や顎の成長の仕組みが関係しています。本記事では、八重歯が上側にしか見られない理由を詳しく解説します。
八重歯とは?
八重歯とは、本来の歯列よりも外側に飛び出して生えてしまった犬歯のことを指します。特に日本では、八重歯は「かわいい」とされることもありますが、欧米では歯並びが悪いと見なされることが多く、矯正治療の対象になることが一般的です。
八重歯が上側にしかできない理由
1. 犬歯の生える順番と位置
歯は、一般的に以下の順番で生えてきます。
- 前歯(中切歯・側切歯) → 2. 第一小臼歯・第二小臼歯 → 3. 犬歯(糸切り歯)
犬歯は永久歯の中でも比較的遅く生える歯です。特に上顎の犬歯は、他の歯がすでに生えそろった後に生えてくるため、スペースが足りなくなることがよくあります。その結果、行き場を失った犬歯が外側に飛び出してしまい、八重歯になるのです。
一方、下顎の犬歯は、上顎よりも少し早い段階で生えるため、他の歯とバランスよく並ぶことが多く、外側に飛び出すことはほとんどありません。
2. 上顎の成長と歯のスペース
上顎の成長は、下顎よりも比較的ゆっくりと進みます。そのため、永久歯が生えてくるタイミングで、上顎には十分なスペースが確保されていないことが多いのです。特に、現代人は顎が小さくなってきているため、犬歯が正しい位置に収まりきらず、結果として八重歯になりやすい傾向があります。
3. 下顎の犬歯は八重歯になりにくい
下顎の犬歯も八重歯のようにガタつくことはありますが、上顎ほど目立ちません。その理由は、下顎の犬歯が外側ではなく、内側にずれ込むことが多いためです。下顎の歯は、頬や唇の筋肉によって内側に押し込まれやすく、仮にスペースが足りなくても外側に飛び出すことは少なくなります。
また、下顎の犬歯は顎の中央部分に向かって生えてくるため、もしスペースが足りなくても前歯の裏側に入り込むことで、比較的目立たない形で収まるのです。
4. 噛み合わせの影響
上顎の犬歯は、下顎の歯としっかり噛み合う役割を持っています。そのため、噛み合わせのバランスが崩れると、犬歯が正常な位置に並びにくくなり、八重歯になりやすくなります。特に、現代の食生活では柔らかいものを食べることが多く、顎の発達が不十分になりやすいため、歯並びが乱れやすくなっているのも一因です。
八重歯を放置するとどうなる?
八重歯は見た目が特徴的なため、日本では「かわいい」と思われることもありますが、以下のようなデメリットもあります。
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歯磨きがしにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まる
- 八重歯があると歯並びが凸凹になり、歯ブラシが届きにくくなります。
- 食べかすが溜まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
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噛み合わせが悪くなる
- 犬歯は噛み合わせの誘導をする重要な歯ですが、八重歯になると正常な噛み合わせができず、顎関節に負担がかかることがあります。
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発音に影響が出ることがある
- 歯並びが悪いと、空気の通り道が変わり、発音しづらい音が出てくることがあります。
八重歯を治す方法は?
八重歯が気になる場合、歯列矯正で改善することが可能です。主な治療法として以下のものがあります。
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ワイヤー矯正
- 歯にブラケットをつけ、ワイヤーの力で少しずつ歯を動かす方法。
- 幅広い症例に対応可能で、確実に歯を整えることができる。
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マウスピース矯正(インビザラインなど)
- 透明なマウスピースを使って歯を動かす方法。
- 目立ちにくく、取り外しが可能。軽度~中程度の八重歯なら対応できる。
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抜歯を伴う矯正
- スペースが足りない場合、歯を抜いて矯正することもある。
まとめ
八重歯が上側にしかできない理由は、犬歯の生える順番・上顎の成長の遅さ・噛み合わせの影響などが関係しています。特に、上顎の犬歯は最後に生えてくるため、スペース不足になりやすく、結果として外側に飛び出してしまうのです。
八重歯は見た目の個性として捉えられることもありますが、歯磨きのしにくさや噛み合わせの問題を引き起こす可能性もあります。気になる場合は、歯科医師に相談し、自分に合った治療法を検討するのが良いでしょう。