こんにちは♪
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷🪥
突然の歯の痛みに襲われたとき、すぐに歯医者に行ければベストですが、仕事や予定があってすぐに受診できないこともあります。そんなときに、市販薬で応急処置ができるのか気になる方も多いでしょう。この記事では、歯の痛みを一時的に和らげる市販薬や、自宅でできる対処法について詳しく解説します。
1. 歯の痛みに効く市販薬
市販薬には、痛みを抑える鎮痛剤や炎症を抑える薬など、いくつかの種類があります。
① 鎮痛剤(痛み止め)
歯の痛みの応急処置として、最も一般的なのが鎮痛剤の使用です。市販の鎮痛剤には以下のような種類があります。
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ロキソプロフェン(ロキソニンSなど)
即効性があり、痛みを抑える効果が高いのが特徴です。胃への負担が少ないのもメリットですが、空腹時の服用は避けたほうがよいでしょう。 -
イブプロフェン(イブ、バファリンEXなど)
ロキソプロフェンと同様に痛みを和らげる効果がありますが、炎症を抑える作用も強いため、歯ぐきの腫れを伴う痛みにも有効です。 -
アセトアミノフェン(タイレノールAなど)
胃に優しく、子どもや妊娠中の方でも比較的安全に使用できる鎮痛剤です。ただし、効果はロキソプロフェンやイブプロフェンに比べるとやや弱めです。
② 口腔用の鎮痛薬・塗り薬
飲み薬以外にも、直接歯や歯ぐきに塗るタイプの鎮痛薬もあります。
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歯痛薬(デントヘルスRなど)
患部に直接塗ることで、一時的に痛みを和らげます。ただし、根本的な治療にはならないため、歯医者に行くまでの間の応急処置として使用しましょう。 -
歯痛用のスプレー
麻酔成分を含むスプレーを患部に吹きかけることで、痛みを一時的に抑えることができます。
2. 市販薬以外でできる応急処置
市販薬が手元にない場合や、薬だけでは痛みが和らがない場合には、以下のような方法を試してみましょう。
① 冷やす
歯ぐきが腫れている場合やズキズキとした痛みがあるときは、患部を冷やすと痛みが和らぐことがあります。
- 保冷剤や冷たいタオルを頬の外側から当てる(直接氷を当てると凍傷のリスクがあるため注意)
- 10分程度冷やしたら、一度休憩し、再度冷やす
ただし、冷やすことで痛みが悪化する場合もあるため、様子を見ながら行いましょう。
② 口をすすぐ
口の中に食べかすや細菌が溜まっていると、痛みが悪化することがあります。ぬるま湯や塩水で口をすすぐことで、炎症を抑える効果が期待できます。
- コップ1杯のぬるま湯に塩を小さじ1杯溶かし、ゆっくり口をすすぐ
- 殺菌効果のあるマウスウォッシュを使うのも効果的
ただし、強くうがいをすると炎症が悪化することがあるため、優しく行いましょう。
③ 刺激を避ける
痛みがあるときは、できるだけ刺激を与えないようにすることが大切です。
- 硬い食べ物や熱い食べ物を避ける
- 痛む側では噛まない
- 刺激の強いアルコールやタバコは控える
④ 頭を高くして寝る
寝るときに頭の位置が低いと、血流が増えて痛みが強くなることがあります。枕を高めにして寝ることで、痛みが少し和らぐことがあります。
3. こんなときは早めに歯医者へ!
市販薬や応急処置で一時的に痛みが和らいでも、根本的な原因が解決されたわけではありません。次のような症状がある場合は、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
- 痛みが数日続く、または悪化している
- 歯ぐきが大きく腫れている
- 膿が出ている、口臭が強くなった
- 熱が出たり、リンパが腫れている
歯の痛みは、虫歯や歯周病のほかにも、親知らずの炎症や歯の神経のトラブルなど、さまざまな原因が考えられます。応急処置はあくまでも一時的な対策なので、早めに歯科医の診察を受けることが大切です。
まとめ
歯の痛みがあるとき、市販の鎮痛剤(ロキソニンS、イブ、タイレノールAなど)を使用することで、一時的に痛みを和らげることができます。また、冷やす・口をすすぐ・刺激を避けるといった応急処置も有効です。しかし、痛みの原因を根本的に解決するには歯科治療が必要です。痛みが続く場合や症状が悪化する場合は、できるだけ早く歯医者に行きましょう。普段から定期的な検診を受け、虫歯や歯周病を未然に防ぐことも大切です。