こんにちは🌞
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷

埋伏歯とは何か？

「埋伏歯（まいふくし）」とは、歯が骨や歯肉の中に埋まったままで正常に生えてこない状態のことを指します。特に親知らずでよく見られますが、前歯や犬歯など、他の永久歯にも起こることがあります。放置すると歯並びや健康に悪影響を及ぼすため、早めの対応が重要です。

埋伏歯になる原因とは？

埋伏歯の主な原因には以下のようなものがあります。

• スペース不足：あごの骨が小さい、もしくは歯が大きい場合、生えるスペースが足りずに歯が埋まったままになります。

• 生え方の異常：歯が横向きや斜めに生えると、正常な位置に出てこられないことがあります。

• 乳歯の早期喪失や残存：乳歯の抜ける時期が早すぎたり、逆に抜けずに残っていると、永久歯の正常な萌出を妨げます。

• 遺伝的要因：家族に埋伏歯が多い場合、同様の傾向が見られることもあります。

埋伏歯の症状とリスク

埋伏歯自体は無症状のこともありますが、以下のような問題を引き起こすことがあります。

• 隣接する歯の根を押して痛みや歯並びの乱れを招く

• 歯ぐきの腫れや炎症、口臭の原因になる

• 嚢胞（のうほう）や腫瘍ができることがある

特に親知らずの埋伏はトラブルが多く、注意が必要です。

埋伏歯の治療方法

埋伏歯の治療は、その歯の位置や症状によって異なります。主な治療法は次の通りです。

• 抜歯：症状がある親知らずや、他の歯に悪影響を与えている場合は抜歯が一般的です。

• 開窓・牽引（けんいん）：犬歯など、将来的に必要な歯が埋まっている場合、歯ぐきを開いて引っ張り出す処置が行われます。

• 経過観察：無症状で悪影響がない場合は、定期的にレントゲンで様子を見るケースもあります。

治療は口腔外科や矯正歯科で対応可能なので、専門医に相談しましょう。

早期発見がカギ！歯科検診の重要性

埋伏歯は自覚症状がないまま進行することもあるため、定期的な歯科検診がとても大切です。レントゲンを撮ることで、見えない場所にある異常を早期に発見できます。気になる症状がなくても、親知らずが生える年齢（10代後半～20代前半）には一度チェックを受けるのがおすすめです。

正しい知識で不安を解消しよう

埋伏歯は放っておくと大きなトラブルを招くこともありますが、適切に対応すれば心配はありません。痛みがなくても、違和感や不安がある場合は、早めに歯科を受診しましょう。正しい知識と早めの対策が、将来の健康な口元を守ります。