エラボトックスについて|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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エラボトックスについて


こんにちは😃

アピタ知立・ファミリー歯科矯正歯科です。

エラボトックス治療は、咬筋(エラ)にボトックスを注入し、筋肉の動きを抑制することで、歯ぎしりや食いしばりによる顎の痛みや頭痛、肩こりなどを緩和する治療です。歯科では、小顔効果を目的とするのではなく、歯や顎関節を保護するために用いられます。

エラボトックス治療の目的
歯ぎしり・くいしばりの緩和
咬筋の緊張を和らげることで、歯の摩耗や顎関節症を予防します。

顎の痛み・頭痛などの緩和
咬筋の緊張が原因で引き起こされる顎の痛みや頭痛などを緩和します。

口腔内環境の保護
歯ぎしりや食いしばりによる歯のダメージを軽減し、歯を長持ちさせます。

エラボトックス治療のメリット
効果の持続
約3ヶ月から6ヶ月程度、効果が持続します。

簡便性
スプリント療法に比べて、注射のみで治療が可能です。

その他の効果
顎の筋肉が緩むことで、エラの収縮が起こり、小顔効果が期待できる場合もあります。

エラボトックス治療のデメリット
自費診療
保険適用外のため、費用が高額になります。

一時的な副作用
顎のだるさや腫れ、内出血などが起こる可能性があります。

継続的な治療
効果を維持するためには、定期的な治療が必要です。

注意点
美容目的ではない
歯科におけるエラボトックス治療は、美容目的ではなく、歯や顎関節を保護するための治療です。

他の治療との併用
歯ぎしりや食いしばりの原因によっては、スプリント療法や顎関節症の治療との併用が必要な場合があります。

専門医への相談
治療の適応や効果、副作用などを正しく理解するために、歯科医師に相談することが大切です。

歯ぎしり・食いしばりのセルフチェック

歯ぎしり・食いしばりをされている方の多くは無自覚です。歯科にかかった際に歯ぎしりを指摘されて、初めて自覚したという方も多いと思います。歯科医院ではいくつかの所見から歯ぎしり・食いしばりを推測しています。ご自身でもチェック可能な項目もありますのでぜひ一度お口の中を覗いてみましょう。

歯のすり減り・破折線
歯の先が平らになって形が変わっていませんか?これは「咬耗」と呼ばれ、噛み合わせが強いことで歯の表面のエナメル質が摩耗することによって起こります。エナメル質は全身の中でもっとも硬い組織です。そのエナメル質がすり減るというのは相当な力が加わっていると考えられます。また強い咬合力によって歯に亀裂(透明な縦線)が入ってしまうこともあります。

骨の隆起
お口の内側にボコボコとしたコブのような固い膨らみはありませんか。これは骨隆起です。上顎にあれば口蓋隆起、下顎にあれば下顎隆起と呼ばれます。強い咬合力が加わることによって骨が過剰に発達してしまいます。

歯の根元の欠けや知覚過敏
歯の根元が欠けていませんか?くさび状欠損と呼ばれています。歯に強い力が加わり、根元に負荷がかかりエナメル質がバリバリと欠けてしまうことによって起こります。また強い力が加わることで歯肉が下がってしまいます。これらによって知覚過敏の症状が出ることがあります。

歯の浮遊感や動揺
歯を支える組織には歯根膜や歯槽骨があります。歯根膜は歯と歯槽骨をつなぐ組織で圧力を感知する役割があります。歯ぎしりや食いしばりによって歯根膜が炎症を起こす(歯根膜炎)と歯が浮いたような違和感を感じときに痛みを伴います。また歯槽骨にも慢性的に強い力が加わり続けると骨が痩せてしまい、歯がぐらついてきます。