今回は『ウォーキングブリーチ』についてお伝えします😊

《ウォーキングブリーチとは…》
外傷や虫歯、歯周病によって歯の神経がなくなってしまった歯（失活歯）に行うホワイトニングのことをいいます。
抜髄(ばつずい)をして神経を抜いて変色してしまった歯は普通のホワイトニングでは白くすることができません。
神経がない歯に対し、歯の内部に漂白剤を入れて歯の内側から白くしていく方法をいいます。
歯の中に高濃度の漂白剤を入れて、内側から歯を徐々に白くしていきます。その為神経のある歯（生活歯）には使用することができません。

《ウォーキングブリーチのメリット》
・なるべく歯を削らずに白くしたい
ウォーキングブリーチは神経を取った失活歯の内部に専用のホワイトニング剤を入れることで歯を白くします。
その為歯の表面を傷つけたり歯を削ったりせずに、白くしたい歯のみに効果を発揮することができます。
ただ、ホワイトニング剤を入れるために、　歯の裏側に穴を開ける必要があります。
一度ホワイトニング剤を歯の内部に入れることでそのまま過ごすことができるので自分でホワイトニングを行う必要がありません。
その後は、定期的に歯医者さんに通院し、ホワイトニング剤を交換することで少しずつ白くしていきます。

・できるだけ安価で治療可能
ウォーキングブリーチは、保険適用外の自費診療になります。
また、全ての歯を白くするオフィスホワイトニングやホームホワイトニングとは違い施術の対象となる歯は1本単位です。
全体的なホワイトニングと比べて、比較的安い費用で治療が受けられることはメリットです。
さらに、ホワイトニング剤を封入した施術のため、長期間ホワイトニングをしている状態になります。約2〜3回という少ない施術で歯の白さを実感することができます。

《ウォーキングブリーチのデメリット》
・再度根管治療が必要になることがある
ウォーキングブリーチは、根管治療が完全に終わり歯の根っこに問題がない状態で行うことが必須です。
根管治療が不十分の場合は、再度治療を行う必要があります。
また、歯の根っこに問題がなくても長期間密封されたホワイトニング剤により、悪い影響を与えるガスが歯の内部に発生し、さまざまな副作用を引き起こす可能性があります。
歯の状態によっては歯の根っこや支える骨に悪影響を及ぼすため、根管治療を再び行う必要があるケースもあります。

・痛みが出ることがある
失活歯に行うので歯に痛みを感じることはありませんが、ウォーキングブリーチ中に痛みを伴う場合があります。
漂白に使用している薬剤から発生するガスにより、歯の根っこや骨に圧力がかかることが原因です。
その痛みを予防するために、歯の内部のホワイトニング剤を定期的に交換することが必要です。

《ウォーキングブリーチの手順》
① 歯の裏に穴を開けます。
② 漂白（ホワイトニング）の薬剤を歯の中に入れて蓋をします。
③ だいたい一週間おきに2～3回ほど薬剤を取り替えます。
④漂白終了後樹脂などで穴を埋めます。

当院ではウォーキングブリーチの施術を行っておりますので気になる方はお気軽にご相談ください。(自費診療)
ウォーキングブリーチは定期的にきちんと来院していただくことが重要なのでご協力をお願いいたします☝🏻