脱水と口臭について|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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脱水と口臭について

こんにちは🌞

アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷 

今回は『脱水と口臭』についてです😮💧

みなさんは、夏になると口臭が気になる!と感じたことはないでしょうか?
実はその原因は脱水症状の可能性があります☝🏻

気温が高くなると汗をかくことが増え、体内の水分が不足してきます。
脱水状態になると体内の水分保持が優先され唾液の分泌が抑えられます。 
そして唾液が減少すると口の中が乾燥し、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。 
その細菌が作り出す、揮発性硫黄化合物の中でも硫化水素とメチルメルカプタンが口臭の主な原因となります。


《主な唾液の作用》
⭐︎浄化作用
1日1リットル以上分泌される唾液は、口内細菌や食べ物のカスを洗い流す役割も担っています。これを浄化作用といい、とくに食事中の咀嚼行為によって活発に行われるはたらきです。

⭐︎殺菌作用
唾液は、口内に侵入した細菌の活動を抑えています。浄化作用と共に細菌の繁殖を阻害する重要なはたらきです。
プラーク(歯垢)の発生を抑えます。

⭐︎保護作用
唾液が歯や口内粘膜を覆うことで、細菌による刺激や感染、歯の摩耗・脱灰(エナメル質の溶解)を防いでくれます。
潤いによって舌や喉の動きがなめらかになり、食事や会話がスムーズになります。

⭐︎再石灰化作用
食事によって一時的な脱灰状態となった歯のエナメル質の再石灰化を促してくれます。
脱灰状態の進行を防ぎ、虫歯リスクが軽減します。
⭐︎緩衝作用
唾液に含まれる炭酸・重炭酸・リン酸などの成分は、口内のpHバランスが酸性・アルカリ性のどちらかに傾かないよう調節するはたらきがあります。細菌は口内の食べカスなどをエサにしますが、分解時に有毒ガスや酸を発生させ、脱灰を起こし、虫歯の初期症状にもなってしまいます。しかし唾液が口内のpHバランスを整えることで、歯の脱灰を防いでいます。

他にも唾液にはさまざまな良い作用があります🙆‍♀️

脱水による口臭のチェックポイント

・朝起きた時、口が乾いてネバネバする
・喋るときに口の中がパサパサする
・水をあまり飲まない
・尿の色が濃い(脱水のサイン)


口臭を防ぐための対策
● こまめな水分補給
→ 一気にたくさん飲むのではなく、少しずつ回数を分けて飲むのがポイントです。
水分補給としては、コーヒー、緑茶などのカフェイン飲料、ビールなどのアルコール飲料は利尿作用があるので避けた方がよいでしょう。

● エアコンによる乾燥対策
→ 加湿器を使う、就寝時のマスク等も有効です。

● 唾液を増やす習慣
→ よく噛んで食べる・口腔体操・ガムを噛む(とくにキシリトール入り推奨)

● 正しい口腔ケア
→ 歯磨きだけでなく、舌の清掃やうがいも忘れずにする。マウスウォッシュの使用もオススメです。


以下のような場合は歯科医院へご連絡ください🦷
・口臭が長く続く場合
・こまめに水分をとっても改善しない
・口腔乾燥症(ドライマウス)が疑われるとき


まだまだ暑い日が続きますが気になる症状がある時はお気軽にご連絡ください💧