こんにちは🌞
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です!
今回は『FOP(フラップ手術)』についてお伝えします🤲
FOP(フラップ手術)とは?
歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっているとされるとても身近な疾患です。
初期の段階では自覚症状が少ないため見過ごされがちですが、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶け最悪の場合は歯が抜けてしまうこともある恐ろしい病気です。
かなり進行した歯周病に対して、非常に効果的な治療法の一つが「FOP(フラップ手術)」です。
FOPとは「フラップ手術」とも呼ばれ、歯周ポケットが深くなってしまった部位に対して行う外科的な治療法です。
スケーリングやルートプレーニングといった非外科的な処置では届かない歯根の深い部分まで、メスで歯肉を切開して直接清掃・処置を行うことができます。
具体的には、歯茎を切開して骨や歯根が露出するように開き、歯石や感染組織を取り除いたうえで必要があれば歯槽骨の形を整え、最後に縫合して治癒を待ちます。
これにより、歯周ポケットの深さを改善し、炎症の再発を防ぐことができます。
《FOPのメリット》
⭐︎徹底的な歯周ポケットの清掃
非外科的な治療では届かない深い部分まで直接目視で確認しながら処置ができるため、徹底したクリーニングが可能です。
⭐︎歯周組織の再生が期待できる
適切な術後管理と再生療法を併用すれば、骨や歯周組織の再生を促すことも可能です。
⭐︎再発リスクの軽減
病変部位をしっかりと処置することで、炎症の再発や歯周病の進行を抑える効果があります。
《デメリットと注意点》
FOPには外科手術である以上、いくつかのデメリットや注意点もあります。
・麻酔や術後の痛み、腫れなどの可能性がある。
・術後のケアを怠ると再発のリスクが高まる。
・歯肉が下がって歯が長く見えるようになる場合がある。
これらをきちんと理解し納得したうえで手術を受けましょう。
《FOP手術が向いている人》
重度の歯周病で非外科的治療では効果が見られない場合、歯周ポケットが6mm以上ある場合、骨の吸収が進行しており再生療法が必要なケースなどがFOPの適応になります。
反対に、全身疾患がある方や出血傾向のある方は慎重に判断する必要があります。
FOP(フラップ手術)は、重度歯周病に対して非常に有効な外科的治療法です。しっかりとした診査・診断のもとで行えば、歯の保存や口腔内の健康維持につながります。
歯周病でお悩みの方は、ぜひお気軽に当院までご連絡ください🦷🦷🦷