乾燥の季節と口臭の関係 〜唾液の大切な役割〜|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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乾燥の季節と口臭の関係 〜唾液の大切な役割〜

こんにちは☺️
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です!


秋から冬にかけて、気温の低下とともに空気の乾燥が気になる季節になりました。

肌や喉の乾燥を感じる方も多いと思いますが、実は「お口の中」も同じように乾燥していることをご存じでしょうか?

この季節は唾液の分泌量が減りやすく、それが「口臭の原因」になることがあります。

今回は、乾燥と口臭の関係、そして日常でできるケアについてお話しします。

🦷 唾液が減るとどうなるの?

唾液は、お口の健康を守るうえで欠かせない存在です。

食べかすや細菌を洗い流し、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、粘膜を保護して傷つきにくくしてくれる働きもあります。

また、唾液には「自浄作用」「抗菌作用」「緩衝作用(酸を中和する力)」など、さまざまな機能が備わっています。

しかし、乾燥した空気や暖房による水分不足、マスク生活による呼吸の変化(口呼吸の増加)などにより、

唾液の分泌量が減ってしまうと、お口の中のバランスが崩れてしまいます。

その結果、口臭の原因となる細菌が増殖しやすくなり、

「朝起きたときに口の中がネバつく」「マスクの中で自分の口臭が気になる」といった症状が出やすくなります。


💨 なぜ乾燥すると口臭が強くなるの?


口臭の主な原因は、口腔内の細菌が食べかすや剥がれた粘膜を分解することで発生する「揮発性硫黄化合物(VSC)」です。

唾液が十分に分泌されていると、これらの物質は洗い流されて臭いが軽減されます。

しかし、唾液が少なくなると菌の活動が活発になり、臭い成分が口の中に留まりやすくなります。

さらに、口呼吸によってお口の中の水分が蒸発し、舌の表面に白い苔のような「舌苔(ぜったい)」がたまりやすくなります。

この舌苔も強い口臭の原因のひとつです。

つまり、「乾燥 → 唾液減少 → 細菌繁殖 → 口臭悪化」という悪循環が起こってしまうのです。

🌿 今日からできる乾燥・口臭対策

乾燥からくる口臭は、ちょっとした工夫で予防できます。

以下の方法をぜひ取り入れてみてください。


  1. こまめに水分をとる
     → 一度にたくさん飲むよりも、少量を頻繁に口にするのがポイントです。
  2. 口を閉じて鼻呼吸を意識する
     → 口呼吸は乾燥の大きな原因。鼻で呼吸することで湿度を保てます。
  3. 唾液腺マッサージをする
     → 耳の下やあごの下を軽く指で押してマッサージすると唾液の分泌が促されます。
  4. よく噛んで食べる
     → 噛むことで自然と唾液が出やすくなります。
  5. 舌ブラシやうがいで舌苔ケアをする
     → 軽く優しく、1日1回程度でOKです。やりすぎは逆効果なので注意しましょう。
  6. マスク内の乾燥にも注意
     → 長時間のマスク着用で呼吸が浅くなり、口呼吸になりがちです。ときどき深呼吸を意識して。


🪥 まとめ

乾燥の季節は、お口の中も乾きやすく、知らず知らずのうちに口臭が強くなることがあります。

唾液は「天然のマウスウォッシュ」とも呼ばれるほど、お口の環境を整える大切な存在です。

こまめな水分補給と、鼻呼吸・マッサージ・丁寧なケアで、冬の乾燥にも負けない清潔で爽やかなお口を保ちましょう✨

もし口臭やお口の乾燥が気になる場合は、放置せずに歯科医院でご相談ください。

専門的なクリーニングや保湿ジェルの使用、唾液腺マッサージの指導などで、より快適に過ごせるサポートができます😊