こんにちは✨️アピタ知立ファミリー歯科です!
お子さまの成長の中で、「いつ頃、どの歯が生えてくるの?」という質問はとても多いものです。乳歯や永久歯の生えてくる時期を知っておくことは、むし歯予防や矯正治療の開始時期を見極めるうえでも非常に大切です。乳歯と永久歯の生える順番・時期の目安、気をつけたいポイントについてわかりやすく解説します!
■乳歯が生える時期(生後6ヶ月〜3歳頃)
乳歯は全部で20本。一般的には生後6ヶ月頃から下の前歯(乳中切歯)が生えてきます。
【乳歯の生える順番と時期】
①乳中切歯(前歯)
- 下 → 上の順で生えるのが一般的
- 生後6〜10ヶ月
②乳側切歯
- 前歯のすぐ横
- 8〜12ヶ月
③乳第一臼歯(奥歯)
- 食事が増えてくる時期に合わせて生えてくる
- 12〜18ヶ月
④乳犬歯
- 丸みのある”尖った歯”
- 16〜20ヶ月
⑤乳第二臼歯
- 乳歯の中で一番奥の歯
- 20〜33ヶ月
多くのお子さまは 3歳頃までに20本すべての乳歯が生え揃います。
ただし、生える時期には個人差があり、半年〜1年ずれていても問題がないことがほとんどです。
■永久歯が生える時期(6歳〜12歳頃)
永久歯は親知らずを含めると32本。乳歯と入れ替わりながらゆっくりと生えていきます。
【永久歯の生える順番と時期】
①第一大臼歯(6歳臼歯)
- もっとも重要な奥歯
- 乳歯のさらに奥に生えてくるため、気づかないままむし歯になりやすい
- 5〜7歳
②中切歯(前歯)
- 下 → 上の順で生え変わりやすい
- 6〜8歳
③側切歯
- 7〜9歳
④第一小臼歯(乳歯の奥歯と置き換わる)
- 9〜11歳
⑤犬歯(大人の八重歯)
- 上顎の犬歯は特に生える位置のズレが多い
- 9〜12歳
⑥第二小臼歯
- 10〜12歳
⑦第二大臼歯(12歳臼歯)
- 永久歯列の完成に重要
- 11〜13歳
ここまでで 合計28本の永久歯 が生え揃います。
親知らず(第三大臼歯、17〜25歳頃)
- 個人差が大きく、生えない人もいます。
■生え変わりでよくある質問
Q. 生えるのが遅いけど大丈夫?
半年〜1年の誤差は一般的です。
ただし、乳歯が全くぐらついていないのに永久歯が裏から出てきた場合(“二重歯列”)、抜歯が必要なケースもありますので歯科で確認しましょう。
Q. 永久歯の間がすきっ歯だけど?
8〜10歳頃のすきっ歯(“サメの歯・すきっ歯期”)は正常な成長の一部です。
多くは犬歯が生える頃に自然に閉じてきます。
Q. 6歳臼歯はなぜむし歯になりやすい?
乳歯のさらに奥からひっそりと生えてくるため、磨けていないことが原因です。
最も咬み合わせを支える重要な歯なので、フッ素塗布やシーラントで早めの予防が大切です。
■まとめ
- 乳歯は 生後6ヶ月〜3歳 で20本生え揃う
- 永久歯は 6歳〜12歳 を中心に生え変わる
- 一番重要な歯は 6歳臼歯(第一大臼歯)
- 生える時期や順番に多少の個人差は普通
- 気になるときは早めに歯科でチェックを
お子さまの歯の成長は個性が大きく、少し遅い・早いだけでは心配いりません。「これって大丈夫かな?」と迷ったら、いつでもご相談ください。