【虫歯の進行度を知ろう】早期発見で歯を守る✨

歯医者さんには痛みが出てから行くという人が多いですが、虫歯は、「気づいたら痛くなっていた」ということが多いトラブルです。しかし実際には、虫歯はゆっくりと段階を踏んで進行し、早期に発見できれば大きな痛みや治療の負担を避けられます。ここでは、虫歯の進行度を4段階に分けてわかりやすく解説します。

◆C0：初期の虫歯（要観察）🦷🩹

歯の表面が白く濁ったように見える状態で、まだ穴は空いていません。原因は、歯の表面のエナメル質が溶け始めている「脱灰」です。この段階なら、フッ素塗布や正しい歯磨きで再石灰化が期待でき、治療せずに改善する可能性があります。痛みもほとんどなく、自覚症状が少ないため、定期検診で見つかることが多い時期です。

◆C1：エナメル質の虫歯🦷🍬

エナメル質に小さな穴が空いた状態です。まだ痛みはほとんどありませんが、冷たいものがしみることがあります。進行のスピードは比較的ゆっくりですが、放置すると内部の象牙質へと広がっていくため、早めの治療が大切です。この段階では、削る量も最小限で済み、治療の負担も軽くてすみます。

◆C2：象牙質へ進行した虫歯🦷👿

虫歯が象牙質にまで達すると、冷たいものや甘いものがしみたり、時々ズキッと痛むことがあります。象牙質はエナメル質より柔らかいため、虫歯の進行も一気に早まります。治療では虫歯部分を取り除き、樹脂（レジン）や金属・セラミックの詰め物で修復することが一般的です。

◆C3：神経に達した虫歯🦷☠️

虫歯がさらに進み、歯の神経（歯髄）まで到達した状態です。何もしなくてもズキズキと強い痛みが出たり、夜眠れないほど痛むこともあります。この段階では、神経を取り除く「根管治療」が必要になり、治療期間が長くなることもあります。放置すると感染が広がり、腫れを伴うこともあるため注意が必要です。

◆C4：歯の根だけが残った最終段階

歯冠部分がほとんど崩れ、根だけが残った状態です。ここまで進行すると、抜歯を選択せざるを得ないケースも多くなります。その後は、ブリッジ・入れ歯・インプラントなどで補う治療が必要になります。

虫歯は早期発見・早期治療が何より重要です。「痛くない＝虫歯じゃない」ではないため、定期検診や日々のケアを大切にしましょう。
みなさまのご来院を心からお待ちもうしております。わからないことやご不明点ありましたら、いつでもお気軽にお声掛けください😄