出っ歯(上顎前突)は見た目だけの問題じゃない?デメリット・原因・治療方法をわかりやすく解説|アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科|知立市長篠町の歯医者

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出っ歯(上顎前突)は見た目だけの問題じゃない?デメリット・原因・治療方法をわかりやすく解説

出っ歯(上顎前突)は、日本人に多い歯並びの悩みの一つです。見た目の印象に影響するだけでなく、実は健康面にもさまざまなデメリットがあります。ここでは、出っ歯が引き起こす問題、原因、そして適した治療方法についてわかりやすくまとめています。

 


出っ歯(上顎前突)がもたらすデメリット

出っ歯は見た目のコンプレックスになるだけではありません。口元だけでなく生活全体に影響を与えることがあります。

 

・横顔のバランスが悪くなる
・口が閉じにくく、口呼吸になりやすい
・唇が乾燥しやすい
・歯が前方に出ているため折れたり欠けたりしやすい
・発音しにくい音が出る
・前歯で食べ物を噛み切りにくい

 

口が閉じにくい状態は、口呼吸につながり、乾燥によって虫歯や歯周病のリスクを上げる原因にもなります。
また、運動時や転倒時に前歯をぶつけてしまうトラブルも起こりやすくなります。

 


出っ歯の主な原因

出っ歯は生まれつきの骨格だけでなく、日常の癖や生活習慣によっても引き起こされることがあります。

 

・上顎が前に出ている骨格
・下顎が後ろに下がっている
・指しゃぶりの癖が長期間続いた
・舌で前歯を押す癖がある
・口呼吸の習慣がある
・柔らかいものばかり食べる生活による顎の発育不足

 

とくに舌の位置は出っ歯に大きな影響を与える要因のひとつです。
舌が常に前にある癖がある場合、無意識に歯を押してしまい、歯が前へと動きやすくなります。

 


どんな治療方法がある?

出っ歯の治療は、原因や状態によって適した方法が異なります。主な治療の種類を紹介します。

 

・ワイヤー矯正
歯を後ろ方向へ動かしたり、傾きを整えるのに適しています。重度の場合や抜歯が必要なケースに向いています。

 

・マウスピース矯正
目立ちにくく、軽度〜中等度の出っ歯に対応可能。歯の傾きを整えたり、隙間を閉じて前歯を下げる治療ができます。

 

・歯の抜歯
スペースを確保することで、前に出た歯を後ろに引く治療が可能になります。

 

・骨格に原因がある場合の治療
顎そのものの位置が原因のときには、成長期の子どもなら顎の成長を促す治療、大人では外科的矯正が必要となる場合もあります。

 

出っ歯の原因が歯の傾きだけなのか、骨格なのかを見極めることで、適切な治療法が決まります。

 


日常でできる予防・改善習慣

まだ出っ歯が軽度な場合や、これ以上進行させたくない場合には、日常の習慣を見直すだけでも変化が期待できることがあります。

 

・口は軽く閉じる習慣をつける
・舌を上顎に正しく置く(上の前歯の裏には当てない)
・鼻呼吸を意識する
・頬杖やうつ伏せ寝を避ける
・硬いものをしっかり噛む習慣をつける

 

特に「舌の位置」は歯並びに大きな影響を与えるため、舌の癖がある人は意識するだけでも変化が出やすくなります。

 


まとめ:出っ歯は早めに気づくことで改善しやすい

出っ歯は見た目の問題だけでなく、口呼吸や虫歯のリスク、発音や食事のしにくさなど、多くのデメリットが隠れています。原因や状態によって最適な治療方法は異なりますが、早く対策するほど改善もスムーズです。

 

もし口元の出っ張りや噛みにくさが気になる場合は、放置せず早めに向き合うことで、より快適な生活と美しい横顔につながります。