こんにちは😃
アピタ知立ファミリー歯科・矯正歯科です🦷✨

 

「言葉がはっきり発音できない」「早口になると滑舌が悪くなる」と感じたことはありませんか。
滑舌の問題は舌の動かし方や発声の癖だけでなく、噛み合わせが関係している場合があります。
噛み合わせが乱れることで、口の中の動きに影響が出て、発音が不安定になることがあるのです。
ここでは、噛み合わせと滑舌の関係、噛み合わせが悪くなる原因、そして主な治療方法についてわかりやすく解説します。

 

噛み合わせが滑舌に影響する理由

 

噛み合わせは、上下の歯がどの位置でどのように接触しているかを示します。
正しい噛み合わせでは、舌や唇がスムーズに動き、空気の流れも安定します。
しかし、噛み合わせが悪いと、舌の位置が定まりにくくなり、発音に必要な細かい動きが妨げられます。

 

特に「サ行」「タ行」「ラ行」などは、舌先と歯や歯ぐきの位置関係が重要なため、噛み合わせのズレがあると発音が不明瞭になりやすいと言われています。

 

噛み合わせが悪いと起こりやすい滑舌の変化

 

噛み合わせに問題があると、次のような変化を感じることがあります。
言葉がこもったように聞こえる、早口になると発音が崩れやすい、特定の音だけ言いにくい、といった症状が代表的です。
また、無意識のうちに舌や顎に余計な力が入り、話すこと自体が疲れやすくなることもあります。

 

これらは、口の中のスペースや舌の動きが制限されているサインである場合があります。

 

噛み合わせが悪くなる主な原因

 

噛み合わせが悪くなる原因はひとつではなく、複数の要因が関係していることが多いです。

 

まず挙げられるのが歯並びの乱れです。歯が重なっていたり、前後にずれていたりすると、上下の歯が正しく噛み合わなくなります。
次に、顎の成長バランスの問題があります。上顎や下顎の成長に偏りがあると、出っ歯や受け口などの噛み合わせのズレが生じます。

さらに、歯ぎしりや食いしばり、片側だけで噛む癖、頬杖などの生活習慣も、噛み合わせを悪化させる原因になります。
詰め物や被せ物の高さが合っていない場合も、噛み合わせに違和感を生じさせることがあります。

 

噛み合わせの乱れを放置するリスク

 

噛み合わせの問題を放置すると、滑舌への影響だけでなく、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
顎関節に負担がかかり、口を開けにくくなったり、音が鳴ったりすることがあります。

歯の一部に力が集中し、歯がすり減ったり、割れやすくなったりすることもあります。
さらに、肩こりや頭痛など、全身の不調につながるケースもあります。

 

噛み合わせを改善する主な治療方法

 

噛み合わせの改善には、原因に応じた治療が行われます。

 

歯並びが原因の場合は、矯正治療によって歯の位置を整え、上下の歯のバランスを改善します。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、状態に応じた方法が選択されます。

詰め物や被せ物が原因の場合は、高さや形を調整することで噛み合わせが改善することがあります。
歯ぎしりや食いしばりが強い場合には、マウスピースを使って顎への負担を軽減する方法もあります。

 

まとめ：噛み合わせの改善は話しやすさにもつながる

噛み合わせは食事だけでなく、発音や滑舌にも影響を与える重要な要素です。
噛み合わせが整うことで、舌や唇が自然に動きやすくなり、話しやすさの改善が期待できます。

 

「話しにくさは癖だから仕方ない」と思わず、噛み合わせという視点から見直すことが、快適なコミュニケーションへの第一歩になるかもしれません。